湘南暮らしのエトセトラ

「RC造」「S造」「SRC造」とは?マンション購入の前に構造の種類と特徴を知ろう

マンションを購入しよう


賃貸や分譲などで借りる、購入することができるのがマンションです。マンションを選ぶ際には予算や間取り、設備や立地や家族のライフスタイルなどを基準に選ぶのが一般的ですが、マンションを選ぶ際にはマンションの構造の特徴についても知っておくことで良いマンション選びができます。

マンションの構造の特徴を知っておく必要性

マンションを選ぶ時の要素はいくつかあるのですが、そこまで気にしたことがなかったようなことがとても重要になってくるのがマンションの構造です。近年は大規模な震災が発生したことでマンションを購入する際に構造や工法などを重視して選ぶ人が増えてきてはいるのですが、実際にマンションの構造がどれぐらい普段の生活に影響してくるのかというのはなかなかわからないことから、どうしても間取りや設備、立地や価格などが重視される傾向にあります。

マンションの構造が大きく関わってくるのが耐震性です。新しく建てられるマンションの場合、新耐震基準に基づく地震対策が行われており柱や梁、壁など建物全体で地震の揺れに対抗することができる耐震構造、建物と地盤を切り離しで地震の揺れが建物に伝わるのを防ぐ免震構造、地震のエネルギーを受け止めて分散させることで揺れを小さくすることができる制震構造などが取り入れられています。建物の構造によって地震による被害を最小限に防ぐことができるように対策が行われているのが耐震性に関わる構造です。

マンションを購入する上で地震などの災害に強いことも重要ですが、耐久性も重要な要素です。鉄筋コンクリートでできているというイメージからマンションは長持ちすると思う人も多いでしょう。ローンの支払いが終わっても長く住み続けることができると思われているのですが、国土交通省が作成した報告書ではマンションの平均寿命はおよそ46年といわれています。そしてマンションの寿命を決める要素として挙げられるのが構造です。建物本体が劣化しにくい構造になっていることでマンションの寿命を延ばすことができます。

またこの他に普段生活をする上で重要なものとなるのが遮音性です。暮らしの中で発生する音というのは意外と大きくなり、左右や上下の部屋から聞こえてくる音だけではなく、道路など外から聞こえてくる音もあります。不快な音が聞こえることでストレスになることもあり、マンションの構造は音の問題にも深く関係していることを知っておかなくてはなりません。

マンションではどのくらい音が気になるもの?

耐震性や耐久性というのはいつも生活に密着しているわけではないので、普段の生活の中でとても気になるというものではないのですが、より生活に密着しているのが音の問題です。上の階からドンドンと歩く音が聞こえることもあるでしょうし、隣近所のチャイム音、ペットを飼うことができるマンションであれば鳴き声なども聞こえてきます。左右、上下の部屋の住民と生活時間が違う場合にはより不快に聞こえてしまうこともあるでしょう。時には音が原因でトラブルに発展することもあります。

生活音などの音の伝わり方は2種類あります。まず1つ目は固体音です。マンションの構造の内部を通ることで伝わる音であり、空気に触れると音となって響いてきます。空調の音やトイレの排水管の音、エレベーターなどの機械の振動は固体音です。2つ目は空気音です。空気を伝って聞こえてくる音であり、音楽や話し声などが該当します。

防音性、遮音性に優れているのは鉄筋コンクリートの構造です。普段の生活で出る音などは響きにくいのですが、鉄筋コンクリートには軽量鉄骨と重量鉄骨があり、軽量鉄骨の場合は壁の厚みが薄いこともあるので防音性は低くなってしまいます。

マンションの構造の種類と特徴

マンションを購入する際にはマンションの構造の特徴についてしっかり知っておくことが大切です。マンションに多く取り入れられているのが鉄筋コンクリート構造です。そしてこの鉄筋コンクリート構造には3つの構造があります。

まず最も多く取り入れられているのがRC造です。鉄筋を組んだ型枠の中にオンクリートを流し込み固めることで鉄筋の短所をコンクリートがカバーし、コンクリートの短所を鉄筋がカバーすることができ、優れた強度を持つ建物を造ることができます。

次に多いのがS造です。鉄骨鉄筋コンクリート造のことであり、柱や梁などに鉄骨を使用しており、RC構造に比べると建物自体が軽くなり、大きな空間を作ることができるようになっています。マンションよりも向上やオフィスビル、体育館などに取り入れられていることが多い構造です。

そして最後に7~8階建ての高層ビルなどを建てる際に取り入れられることが多いのがSRC造です。鉄筋コンクリート造と鉄骨鉄筋コンクリート造の長所を組み合わせた構造で、RC造よりやS造に比べると建設のコストはかかってしまいますが、強度や耐久性、柱の細さなどメリットの多い構造です。

この他には使用する材料で構造をわけた時に木造が出てきますが、木造の場合は柱や梁、筋交いなどを使って組み立てていく工法であり、マンションというよりは一軒家に取り入れられていることが多い構造です。

使用する材料の他にもマンションの構造を決めるのが組み立て方です。組み立て方としてはラーメン構造と壁式構造の2種類があります。ラーメン構造は柱と梁の接点がしっかり接合されていることで耐震性を確保することができる構造であり、マンションの構造としても多く取り入れられています。壁式構造は低層階のマンションで取り入れられている構造であり、柱や梁を使用せずにすっきりとした空間をつくることができます。

いかがでしたか?使用する材料や組み立てる方法によってマンション自体の構造は大きく異なり、構造によって耐震性や遮音性、耐久性などにも違いが出てきます。マンションを選ぶ際には重要な要素として、マンションの構造についてしっかり知っておきましょう。

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