
東京にある 夢の島熱帯植物館に行ってきました。ここでは1000種類を超える熱帯植物が育成されており、ドーム型の温室の中にはまるでジャングルのような景色が広がっています。食虫植物や小笠原諸島の固有種など、普段なかなか目にすることのない植物にも出会うことができます。温室の中は初夏のような暖かさで、一歩足を踏み入れると外の季節を忘れてしまうような空気でした。
園内には3つのドームがあり、水辺に生息する植物や、ドームの屋根に届きそうなほど大きく育ったヤシの木、色鮮やかな熱帯植物たちをゆっくり見て回ることができます。
以前、ガーデンという小説を読んだとき、そこで描かれていた熱帯植物の描写があまりにも美しくて、ずっと気になっていました。実際にその姿を観察していると、物語の中の風景が少しだけ現実に重なったような気がして、とてもうれしくなりました。実際に見てみて印象的だったのは、植物たちの色彩の豊かさです。個性的なカラーリングや模様はまるでアート作品のようで、見ているだけで心が躍ります。自然の中でこんなにも自由な色や形が生まれるのかと思うと、思わず足を止めて眺めてしまいました。
中でも私のお気に入りはヘンヨウボク。ペンキで色をつけたような葉をしていて、お花のような華やかさもあり、とてもキュートでした。近くでじっくり眺めていると、植物というより小さな作品を見ているような気持ちになります。
暖かい空気に包まれながら、ゆっくり植物を眺める時間はとても心地よく、まだ少し寒さの残る季節にぴったりの場所でした。冬の終わりに、少しだけ初夏を先取りしたような気分になれる素敵な空間です。春のお出かけ先のひとつとして、足を運んでみてはいかがでしょうか。
Lab 中井






