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茅ヶ崎本店売買営業部 峯尾 恵輔

【元鑑定人が本音で解説|火災保険と地震保険はどう選ぶべき?】

峯尾 恵輔

2025.12.11

こんにちは。
フォーシーズンズランドの峯尾です。

私は以前、大手損害保険会社で火災保険の支払い担当として、また損害保険鑑定人として数多くの事故査定に携わってきました。今回はその経験を踏まえ、「火災保険と地震保険はどう選ぶべきか?」についてできるだけ分かりやすくお話しします。


■ 火災保険は“安い・最低限の補償”で十分です

「大手のほうが安心?」「保険料が高い方が支払われやすい?」といったご相談をよくいただきますが、
結論としては どの保険会社でも支払い基準は同じ です。


● 火災保険が支払われる条件の大原則

火災保険の査定では、次のポイントが重視されます。
• 不測かつ突発的な事故であること
• 適切にメンテナンスしていたにも関わらず発生した損害であること

例:
• 台風の強風でスレートが飛んだ → 支払われる
• 経年劣化による雨漏り → 支払われない

この判断基準はどこの保険会社でも共通です。


● 「雨漏り=保険が出る」は誤解です

雨漏りに関しては特に誤解が多い部分ですが、
保険が適用されるのは 台風等で屋根が破損し、その壊れた箇所から雨が入った場合のみ です。

経年劣化や施工不良による雨漏りは保険対象外となります。

保険料が安い会社だから払われない、ということは一切ありません。


■ 地震保険は“区分制”で、思ったより支払額は少なめです

火災保険が“実損払い”なのに対し、地震保険は次の4区分で支払額が決まる仕組みです。
• 一部損(保険金額の 5%)
• 小半損(同 30%)
• 大半損(同 60%)
• 全損(同 100%)

私が査定に携わった際も、大きな地震でも約75%が「一部損(5%)」の認定でした。


■ 具体例:評価額5,000万円の家を購入した場合の支払い額

地震保険は火災保険金額の50%までしか加入できません。

▼ 建物価格:5,000万円

加入できる地震保険の上限:2,500万円

この2,500万円を基準に支払額が決まります。


● 一部損(最も多いケース)の場合
• 保険金額:2,500万円
• 支払割合:5%

→ 2,500万円 × 5% = 125万円

つまり、
5,000万円の家が地震に遭っても、
一部損の認定では 125万円 の支払いにとどまります。


■ まとめ
• 火災保険は“安い・最低限”で十分
• どの保険会社でも支払い基準は変わらない
• 雨漏りは破損を伴う台風被害のみ対象
• 地震保険は区分制で、全損以外は支払い額が少なめ
• 一部損は保険金額の5%(例:評価額5,000万円の家 → 125万円)


■ 火災保険で「これはどう?」と思ったら何でもご相談ください

火災保険・地震保険は、実際のところがとても分かりづらい分野です。

「このケースは保険で出るの?」
「雨漏りって対象?」
「台風で壁が傷んだら?」

など、どんな小さな疑問でもお気軽に聞いてください。

元鑑定人として、実務に基づく“本音のアドバイス”を丁寧にお伝えいたします。
どうぞ遠慮なく峯尾までご相談くださいませ。

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茅ヶ崎本店売買営業部峯尾 恵輔

茅ケ崎出身で、地元の街並みや生活環境にも精通しています。「話しやすい」「説明が分かりやすい」とお客様からよく言っていただき、スピード感ある対応と、地元ならではの情報提供で、安心してお任せいただけるよう尽力しています!

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